11月の終わりごろから、クリスマスへ向けて街がそわそわとしはじめる雰囲気が伝わってきます。
大阪でいいますと、阪急百貨店梅田本店の1Fコンコースに面しているウインドーディスプレーが
そんなクリスマス気分を盛り上げるのに一役買っています。
今年のテーマは不思議の国のアリスだそうで、かなり豪華なクリスマス・ディスプレーをご覧になれます。
おそらくお休みの日なんかには、たくさんの家族連れやカップル達が幸せな気持ちであふれ、
おおいに盛り上がっていることでしょう。
このディスプレーにはいろんな意味が込められていると思います。
長年続けてきた伝統をうけつぎ、受け継いでいくという気持ち。
当社だけがここまでできるという誇りと気負い。
ある種の蕩尽ともいうべき、純粋にディスプレーを消費し楽しんでいるという姿勢。
また、具体的な援助や、眼に見える人道的支援というわけではないのかもしれませんが、
ひとつの社会貢献のかたちでもあると考えられます。
ディスプレーを見る機会があり、深く感銘を受けた子がいたなら、きっとそれは
その子にとって重要な何かの原体験となるに違いありません。
そんなことを思うと、けっこうな射程をもった文化的意義のあるディスプレーとして
考えられるのではないか、というのは大げさでしょうか。