TAMURA

TAMURA CONCEPT

本物の記憶

鞄や財布を仕立てるためにどのような革を採用するのかという選択は無数にひらかれています。
柔らかい革、硬い革、つるっとした革、ざらりとした革・・・。
選択の迷路の中で私たちはどこを出口として歩んでゆくべきなのでしょう。
それは独りよがりで宛先不在のモノづくりになってしまわないようにすることではないでしょうか。
どんな人を思い浮かべ、どのようなかたちへと彫琢していくのか。
ただモノを入れて持ち運ぶだけの”入れ物”で終わらず、持ち歩くこと自体が楽しみになるような製品。
私たちの中にある”本物の記憶”を呼び覚ますようなたたずまい。
宛先であるお客様が鏡を前にして笑顔で持ってくださるような、そんな光景を思い描きながら私たちは選択をすすめます。

やむをえない越境

すぐれた素材というのはそれ自体に奥行きのあるポテンシャルを秘めています。
その魅力の深さに気づき、どのようにすればその秘めたる可能性を開放してあげられるのか。
そのことを理解できれば作り手としての役割はほぼ終えたと言えるのかもしれません。
ただ、素材との距離感はひじょうに重要です。
時にその魅力を引き出そうとするあまり過剰な加工を施してしまいがちですが、
じゅうぶんに手をかけたからあるいは複雑に作り込んだからといって望ましい結果を得られるとは限らないのです。
たとえば料理はどうでしょう。
素晴らしい食材を前にして、必要以上に手を加えることはかえってその食材の深みを減退させてしまうおそれがあります。
大切なのはそれぞれの革の特質を精査し、その都度最適な加工手段を見いだし、その革が本来秘めている豊かさを表現できるように補助することなのです。
それは伝統的な手法やセオリーというものをいったん「 」に入れて問いなおす必要にも迫られるでしょう。
前例がないような方向へ進んでいくことは不安やおそれがつきまといます。
しかし最終的に私たちはどこへ行こうとしているのか ーーーお客様に本物のたたずまいを感じていただける製品を届けることーーー を思い出し、
時には慣例や伝統的な枠組みそして境界をやむなく越境しなければならないのです。

意思をもつステッチ

TAMURAでの鞄や小物における特徴にコバ(革の裁断面)の切り目仕上げと躍動的なステッチがあげられます。
どちらも調味料やスパイスのようなものですがTAMURAの製品には欠かすことのできないキャラクターとなっています。
切り目仕上げとはコバ面を磨き、本体色とは異なる染料をさすことによって製品に「額縁」のようなものを与えます。
染料をさしたコバは切り目のエッジを際立たせることになり、それが商品全体に清潔感を付与します。
鞄が描くやわらかな豊かさをそなえたドレープ感、そこに異なるカテゴリーのシャープさを持ち込むことによって
一つの作品の中に絶妙の緊張感を表現しています。
また、ステッチは本来パーツとパーツをつなぎ合わせることをその役目としますが、
TAMURAでは欠かせないキープレイヤーとして表舞台に上がってもらいます。
整然と菱縫いで走るステッチはあたかも何かを主張するかのようです。
静かでありながらこの確固たる意思をもったステッチの存在によってもまた鞄の盤面が変化するのです。
けして複雑で凝ったデザインを必要とはしません。それぞれの役者がそれぞれの持ち味を絶妙な感じでブレンドし、
鞄という舞台の上でいきいきと演じています。
ぜひとも手にとってその舞台を感じていただけたらと思います。

ABOUT

会社名
株式会社田村製作所
代表

田村 光啓
1972年大阪府生まれ。大学を卒業後、
京都の帆布製鞄メーカーに勤務。
独立して革をメイン素材とした鞄や財布の
OEM業務をスタートする。
2013年7月、株式会社田村製作所を設立。
2015年にファクトリーブランドとして
オリジナルライン「TAMURA」を発表する。

事業内容
カバン・財布などの革製品の企画・製造・加工・販売
所在地
大阪府守口市大日町4-8-17
TEL&FAX
06-6902-5501
E-mail
info@tamura-works.jp
EXHIBITION &
POP-UP STORE

2015・かばんと小物展示会(大阪) 4月18日~4月19日

2016・TAMURA EXHIBITION(大阪) 5月18日~5月23日
・rooms33(東京) 9月14日~16日

2017・松屋銀座本店(東京) 4月12日~4月17日
・大丸札幌店(北海道) 5月17日~5月23日
・伊勢丹新宿店(東京) 6月28日~7月4日
・大丸心斎橋店(大阪) 8月16日~8月22日
・大丸福岡天神店(福岡) 8月30日~9月5日

TAMURA Online Store